2015.03.13【社長の日記】トムソン型のおはなし
2015.03.13 Friday

当社は、紙カットのプロですが、メインの業務は何かと聞かれたらトムソン型で加工するトムソン打ち抜きと答えます。
その中でも一般商業印刷での洋紙(薄紙)の打ち抜きを得意としています。
その仕事の肝になるの木型(トムソン型)です。
先日の山車ペーパークラフトでお見せしたトムソン型。

  
 
抜き加工では、こうした型を使用して、紙に圧力をかけて切れ込みを入れてカタチにしています。
当社で主に使用する型では、約18mm厚のベニア板に、形状設計通りにレーザーで溝を切り、そこへ刃の高さ約23mmの金属プレート刃を埋め込んで制作されます。木に金属刃をはめ込んでつくるので、木型ともよばれます。

抜き加工会社では、型まで制作する加工会社は少なく、型の制作には、それぞれの地域に木型のメーカーさんもいくつも存在します。

当社も、いくつかの型メーカーさんにお願いして製作していただいております。またお客様から支給されることもあります。
そして、材料となる紙(とくに洋紙)は、湿度や温度の影響を受けて伸び縮みするため、木型を製作する際は、そのレイアウト・位置間隔にとても気を遣います。
印刷データ同様、机上での設計データを基本としますが、位置関係のシビアなデザインの場合は、0.1mm単位での微調整を図ることも多いです。


また、型は、原則ひとつひとつのお仕事に対して、一枚必要になります。
(同じお客様で、印刷内容は別でも同じ形状のお仕事の場合は流用できる可能性もありますが…)
リピートオーダーの場合は、印刷を前回と同じ展開位置で印刷すれば、最初に製作した木型を何度も流用することが可能です。
(逆に、少しでも位置関係を変えて印刷してしまった場合は、木型を改めてつくり直す必要がありますので注意が必要ですね。)

そのため、多くのトムソン打ち抜き加工会社は、木型を保管する倉庫も備えています。
(都度お客さまへ返却する場合もあります。)
 


当社もお客様別、種類別に棚を割り振り、使用した木型を保管管理しています。
ただし、際限なく木型を保管していくと、いくら倉庫があってもたりません。
また基本的に一般倉庫で保管するため、長年使用しないまま放っておくと、湿度や温度変化などで、木型自体が劣化、酸化していきますので、保管にも限度があります。
そこで、当社ではすべての木型の使用履歴をデータ管理し、リピートがなく、未使用期間が3年を経過したものはお客様へアナウンスするとともに破棄対象としております。3年以内にリピートがある木型は、保管して繰り返し使用していくことになります。
(※特別な事情がある場合は、この限りではありません。)

紙の抜き加工会社は、こうした木型バックヤードの管理も大切なお仕事。
お取引先様のその先のクライアント様、さらにその先のお客様の満足のために、見えないところにも、日々さまざな工夫と改善を心がけています。
 

【紙だからできること。いまも。これからも。】
紙をカタチに切るお手伝いをさせていただいております。
紙加工のご相談は、株式会社鈴木紙工所へお気軽にお問い合わせください♪
http://suzuki-shikojo.com/

2015.03.05【社長の日記】合紙品を加工するおはなし
2015.03.05 Thursday

昨日のPP貼り加工のおはなしに続いて、紙の特殊加工で「合紙」というものがあります。

世の中の紙は、いろいろな製紙メーカーさんが抄紙(しょうし)して生産しています。
その品数は、数万種ともいわれています。

上場企業の有名製紙メーカーの巨大なマシンでつくられる紙から、特殊な紙を抄く中小の製紙メーカーの紙、また、手漉き和紙のように一枚一枚丁寧に漉いて生産する紙もあります。

しかしながら、そうしたメーカーの紙がすべてかというと、実はそうではありません。
既存の紙では目的を果たせない場合、紙と紙を組み合わせて、違う特徴をもたせることがあります。
それが紙を貼り合せて新たな紙をつくる、「合紙」という技術。

単純に二枚を貼り合せるだけでなく、中には三枚、四枚と貼り合せて表裏が風合いが異なり、それでいてとてもコシのある紙をつくることもありますね。

昨日は、そんな合紙した紙の抜き加工テストを行いました。
コシのある金色の紙をつくるのに、一般紙の白いカード用紙に金の紙を合紙した材料を角丸カード型に抜き加工しました。


表は金色、裏面は白いです。


今回はテストのため、印刷していませんが、本番では両面に印刷される予定。
そして、今回のテストの目的は、型抜き時のツナギの様子を確認するためでした。

わかりにくいですが、トムソン打抜き加工の場合、加工機械走行中に製品がばらけないように、刃にキズ(ニック)をつけて加工します。
その痕が、ツナギと言われるバリが発生します。
一枚一枚で見るとわかりにくいのですが、カード断面を触ったり、数枚そろえたときなど、小さな凸部が断面でわかることになります。


 
これがお客様の用途によっては、気にされる場合もありますので、こうして実際に使用する紙でテストし、お客様に確認いただくことも時々行っています。

当社では、ツナギをつけない加工が必要な場合、自動搬送付の打抜き機ではなく、テーブルプレス式の型抜きで対応します。
合紙品の加工、またツナギの有無など、紙の抜き加工に関してはお気軽にご相談くださいませ。
お客様の用途にあわせて、いろいろな加工方法をご提案させていただきます。
 

【紙だからできること。いまも。これからも。】
紙をカタチに切るお手伝いをさせていただいております。
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2015.03.04【社長の日記】PP貼りのお仕事のおはなし
2015.03.04 Wednesday

最近、トムソン抜き加工のお仕事では、PP貼り加工の手配もセットでお願いされることが続いています。

PP貼り加工とは、ポリプロピレンフィルムに接着剤を塗布し、熱風乾燥した後、紙とフィルムを熱圧着して貼り合せる加工のことで、とても光沢があり、強度も増します。※weblio辞書参照

いわゆるビニール引きといわれる加工ですね。
印刷でのニス引きと同様に、表面の印刷を保護する際にもよく使われ、長く使うポケット付の会社案内表紙や、スーパーやコンビニ、量販店のショップの棚にぶら下げる、スウィングPOPなど販促品の印刷物を、当社ではよくお手伝いします。

トムソン抜きでカタチに切る前に、印刷工程と抜き加工工程の間に行うのが通常です。

フィルムを熱で貼り合せるという点では、家庭やオフィスで使われるラミネート機と似ていますが、フィルム自体がもっと薄いのと、印刷紙全体に貼った後で断裁や抜き加工を行うので、ラミネートとは違い仕上り品の断面に透明の耳はついてきません。
また、数枚仕上げるのにも時間がかかるラミネート機に対し、業務用として大きな機械で対応し、スピードも速く多くのシート数を加工できます。


↓ こちらがグロスPP後に抜き加工を行ったPOP(写真は背面)
  蛍光灯の光が反射していますね。


 

↓ちなみに、こちらがラミネート加工したポスター(写真は背面)、透明の耳がありますね。
 

当社では、外注加工になりますが、こうしたPP貼りの手配のお手伝いもさせていただいております。
グロス(光沢)PP、マット(艶消し)PP、片面、両面に対応します。
※印刷紙の一部にPPを貼る部分貼りには対応していません。

通常はPP貼り+後加工のセットで承ります。
PP貼りのみを希望される場合は、PP貼りの業者のご紹介もいたします。
 
紙加工の業界は、工程が細分化され、こうして工程ごとに会社さんが異なっているのがふつうです。
なので、いろいろな工程の会社さんが関わって、ひとつの紙製品を世の中に送り出していることも多いのですよ。
 


【紙だからできること。いまも。これからも。】
紙をカタチに切るお手伝いをさせていただいております。
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2012.03.31 トムソン抜き加工例【9】チップボール
2012.03.31 Saturday

今日は年度末ですね。
この時期、なにかとバタバタ忙しくされてるビジネスマンも多いことと思います。

印刷・紙加工業界も、年度替わりのこの時期は繁忙期にあたります。
といっても、リーマンショック以降は閑散期や繁忙期の差をあまり感じなくなり、急ぎの仕事は季節に関係なく、なぜか集中する傾向にあります。。うん。なぜでしょうね?(笑。

さて、当社ホームページをみていただいた方からご注文いただけました。

チップボールの打抜き加工品です。




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2011.01.17 オリジナルカレンダー
2012.01.17 Tuesday


今年は、初めて当社の名入りオリジナルカレンダーを製作しました。

これは、印刷会社さん、デザイン会社さん、そして当社の
三社のコラボ企画です。互いにできる仕事を持ち寄り完成したカレンダーです。

これまで見たことのないカレンダーですよ。
卓上で、日めくりタイプになっています。



この写真はカレンダーの表紙で月毎のデザインのサンプルです。
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2011.12.01 トムソン抜き加工例【8】パラフィン紙(50g/m2)
2011.12.01 Thursday


当社のトムソン抜きの真骨頂、薄紙の抜き加工の紹介です。

パラフィン紙(50g/屐砲任后

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2011.11.19 トムソン抜き加工例【7】ウッドラックパネル
2011.11.19 Saturday

 
ウッドラックパネルって、ご存知ですか?

ポリスチレンを主原料とした押出発泡板で、ダウ化工株式会社が販売するスチレンボードの商標ですが、スチレンボードという一般名よりも有名になり、ウッドラックパネルと呼ばれることが多いです。

適度な厚さがあり、色の見栄えが良く、加工もしやすいため、店頭POPなどで使われることが多い素材です。
印刷紙を貼合させて使われることも多いです。

素材の厚みは、3mm〜10mm程度まで様々ですが、今回、この素材に印刷紙を両面に貼合した、4mmのものをカットする依頼をいただきました。






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2011.09.24 トムソン加工例【6】コートボール
2011.09.24 Saturday

 
最近、ホームページを見て。という問い合わせが徐々に増えてきました。
ありがたいことですね。
ネットの世界で知り合えるご縁も大切にしたいものです。

さて、そんなネットを通して注文いただいた加工例をまたご紹介します。

こちらは、コートボールのトムソン打抜き加工です。



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2011.09.14 オリジナル紙製フォルダのご紹介
2011.09.14 Wednesday

 
今回は、当社オリジナルの紙製フォルダをご紹介します。

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2011.08.02 トムソン抜き+ドリル加工例(ファイル多穴)
2011.08.02 Tuesday


取引先様からの依頼で、少し変わった加工を施しましたので紹介します。

↓ 少し大きめの特殊寸法の封筒の展開図の外形抜き、ミシン目、そして穴をたくさん開ける仕事です。

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